NHK杯、佐藤九段vs久保二冠

素人が無責任にプロ将棋を楽しむとですね
(こういうときばかり渡辺竜王の言葉を引用♪)


佐藤九段と当たったときの久保二冠は敵です。
久保二冠がいかに素敵なお人柄だろうと、関係ありません。
もちろんこのNHK杯も、いつも以上にこぶしに力入ってました。


具合があまりよくなかったので横になって観ていたら
序盤から出ました、佐藤自由奔放流炸裂!
先日の竜王戦じゃないですが
「もしかして、アマチュアが指してます?」ってなくらい
理解困難な状態に。


ちょ、ちょっと、佐藤九段、いくらなんでも、と
ベットに座り直しました。


どんな攻撃をされても捌いちゃうのが久保二冠ですが、
捌いた手が悪手だったんじゃないかと思うような、
佐藤九段の怒涛の攻め。
形勢がはっきりしてくると、佐藤九段の構想は決して
「アマチュアが指してます?」というものでは無く、むしろ
あんなことを考えて序盤にあれだけ暴れてたのかと思うと
プロの実力に改めてぞっとするほどです。


緻密流と言えばその通りですね。


あんな冒険的な序盤は、むしろルール覚えたてくらいじゃないと
指せない気がします。


あるプロ棋士が言ってました。
「新しい手をやると、すぐ真似されちゃう。
 強いけど真似されないのは佐藤九段くらい。
 なに考えてるか、分かりませんから」


ですよね。
今回の序盤は、佐藤九段ご本人も二度と指さないような気がする
んですが、どうなんでしょう?