59期王座戦女流一斉対局

棋譜ネット中継もやっていましたがw
東京将棋会館大盤解説を観に行ってきました。
解説に木村八段がいっらっしゃいましたから♪


昨年は4局中、石橋王位(当時)が勝ち。
今年は…残念ながら序盤から女流が崩れてしまったのが2局。
中盤からあやしくなったのが2局。


昨年は里見倉敷藤花(当時)が遠山四段と対局。
さとかなちゃんを嫌いな人はいないと思うけど、
遠山四段には散々お世話になっているし、遠山四段に
勝って欲しいなぁと思っていました。


今年の里見二冠の対局者は佐藤慎四段。
サトシン先生… (ノ_-;)
さとかなちゃんは応援したいけど、サトシン先生にも勝って欲しい。
今年もジレンマの応援でした。。


朝日オープンのときもそうでしたけど、サトシン先生は序盤で
もしかして負け?!
みたいな局面になりました。ハラハラしますね。
でもサトシン先生の将棋はすごく落ち着いていて、中盤から
どんどん堅くなっていくんですよね。


一緒に大盤を観ていたレディース仲間のH女史は
普通なら桂馬で取りそうな3七の駒を、冷静に竜で取った手に
ひどく感動したそうですw


終局後、まだ顔が火照ったままの状態で対局者が解説会場に
いらっしゃいましたが、感想を話している最中の里見二冠は
もしかして泣いてしまうんじゃないか!と思うような雰囲気があり、
サトシン先生はひどく悪者のように見えましたw
勝負なのにw 損な役ですねw


大盤解説
1)木村八段・矢内女流
2)先崎八段・早水女流
3)木村八段・先崎八段
のペア順で行われました。


木村八段の聞き手いじりは矢内四段にも容赦なくw
うふっと笑って流しちゃうあたりは、矢内四段も慣れたものです♪


木村八段は相変わらず辛口+自虐トークが炸裂で
会場、爆笑でした。
サトシン先生も柔軟な手を見付けますけど、木村八段の手の見え方も
柔軟ですねw
例えば角交換をするとき。銀で取り返すのは当たり前なんですが
もう当たり前すぎる木村八段が、おおよそ将棋のルールを
知っているであろう大盤解説に来ているファンに向かって
「同玉で取っちゃいけませんよ!!大変なことになりますからね!」


同玉は私にも見えない手でしたねー


先崎八段と木村八段ペアになってからは、終盤ということもあり
将棋の解説がメインになりましたが、時折まざるお二人のエピソードは
やはり会場を爆笑の渦にしていました。
「ここだけのはなし…」が多いのでブログに書けないのが残念です。


ある局は、序盤から作戦ミスがあり、女流に苦しい戦いが続いていました。
そこへ終盤、ちょっと見ただけでもまずそうな手が連発。
両解説者
「これはもう、自分で悪い、悪いと思いながら
 分からなくなっちゃってますね」
「あとで棋譜を見て、愕然とするんですよね」
「自分はこんなことをやっていたのか、と」
「明日は棋譜は見ないほうがいいですね」
「そう、明日は寝てた方がいいです」


あー。。 お二人のお言葉だけに重い。。
苦い経験をされてきたのでしょうね。きっと自分のことのように
胸が痛かったんじゃないでしょうか。



マチュア戦にはアマチュア戦の味がありますが、
やはりプロ棋戦は面白いですね。解説されなきゃ絶対に分からないです。
これからも大盤解説通いは続きそうですw


超蛇足
一緒に居たレディース仲間T女史との会話
こ:「カメラ持ってきたんだけど…」
T:「撮れば?荷物、持っててあげる!」
こ:「うーん… 撮る気はないんだよね」
T:「持ってきたのに?」
こ:「うん。形づくり」
T:(笑)「将棋用語?何それw よく聞くよね」
こ:「うん。厳密には、よく言われる?」
T:(笑)「私、そこまで言ってないからw」