2. 7六歩、8四歩

梅田さんの観戦記オープニングで語られた対局の
「オープニングの王道」。
http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/2010/06/2-8-6179.html
廃れちゃうの?の心配は不要で、ちゃんと王道を進みましたw


棋聖戦とは外れますが、この初手についてはちょっと前
天野三段と話したばかり。
そもそもは私が「なぜ初手は歩なのか」と質問したのが始まり。


「初めの歩で戦型の宣言というか、駆け引きがあるじゃないですか。
 それをしない、というのは将棋界のマナーに反するんですか?」
この質問に天野三段「?」


「例えば矢倉に組もうとして初手6八銀とやると、相手には
 居飛車なのか振り飛車なのかバレないですよね?」
「あ…。いや、やはり矢倉なら7六歩は突いた方がいいです」


ということで、マナー云々じゃなく、あとの戦いが大変、という
内容を教わりました。なるほど、定跡には定跡の歴史があります。
しかし私がこんな突拍子もない質問をしたせいか、やはり
天野三段には天野三段の「オープニング」持論?があって
初手候補の7六歩、2六歩、5六歩について伺いました。
このときは相矢倉で、天野先生の初手は8四歩でした。


先日は私が7六歩と突くと、天野三段も3四歩。
「え!」と驚くと
「今日は僕は振り飛車でいきます。相手がいつも矢倉とは限りません」


(10:15)