必至の匂い

将棋会館での将棋塾に行ってきました。


余談ですが、平日の将棋会館というのは、本当によくプロ棋士
お姿を拝見します。どう見てもリラックスされてる棋士だけなら
いいのですが、中には対局中に飲み物を買いに歩いている方も
いらっしゃるので、平日に将棋会館に行く日は誰が対局しているのか
チェックしています。
特に先方も私のことを知っている場合は、顔を合わせないように
自販機の前はダッシュで通り過ぎますw


将棋会館の中だけでなく、近くの路上やカフェも油断なりません。
今日はお昼ごはんを食べていたカフェに深浦王位がいらっしゃいました。
思わず声をかけたくなるミーハーな私ですがww
塾に遅刻しそうな時間だったのでやめときました。


・・・間に合う時間なら声をかけていたのか??
プロ棋士の皆様、ここなっつにはお気を付けください(何



さて。タイトルの「必至の匂い」ですけれども。
やはり私は「匂い」で分かるみたいです。


今日は悪天候で体調最悪だったのです。
1)サトシン先生に教わったように、短い手数での勝ちを検討するか
2)ベタベタやって着実に王を攻めていくか
どちらか悩みました。


1)だと頭を使うので疲れるし、下手するとベタベタやるより時間がかかる
2)だと間違いなく長時間、長手数になる


どっちも辛いわけです。


今日の先生は、唯一指導対局をお願いしている女流の、石高天王。
同じ女性のためか、厳しい言葉で指摘されても「こわい」とは思いません。
先生もそれを面白がって、あえて厳しい言葉を使っている節がありますしw


今日も「ここで桂馬を使う匂いがする」という場面がありました。
でも桂馬を使うには先生の銀が邪魔。銀をどかす手段はあれど、
せっかく縛ってある銀を動かすとどうなってしまうのか…なかなか読み切れず。


1)でいくか、2)でいくか … それも含めて先生2巡までは小考。
3巡目に
「これ、本当はこうして銀を攻めたいんですけど、そしたら取ってくれますか?」
「え。銀で取ったら詰んじゃいます」
「え?私の玉がですか?!」 ← いかに読めてないかww


つまりは銀どかしは必至だったわけです。そのあとは桂打ちから始まる3手詰め。
をぃ… 匂うんならちゃんと読めよ、と自分に言いたい。。


この「匂い」ってやつはなんなんでしょうね?
「直観」とは違うような気がするんですけど。
とりあえず、匂ったら長考してみるという手段を取ってみます。