「将棋って簡単」

さて。ついに今日から手合い4枚落ちでの指導対局です。
試験には合格していたのですが、先生が違うのをいいことに
今まで6枚落ちを続けてました。
だって…まだ定跡ちゃんと予習できてなかったんだもん。
って、せこい?w


初めてということで、先生も序盤定跡通り指してくださいました。
しかしさすがに終盤まで定跡、まで甘くはなくw
中盤から終盤にさしかかり、頭の中が白くなりかけました。


先生が幾つか候補手を挙げてくださり、そのうち
「あ、じゃあこういうのはどうですか?」と自分なりの手を
見付けたり。ま、ほとんど誘導されて指してる状態でしたけどw


ところで、今日は教室のモニタに特別対局室での将棋が映ってました。
竜王戦です。もちろんライブ。
指導の前に見入っていたら、先生も来て一緒に観戦。
「これは…序盤ですか?まだ駒組みが終わってないですね?」
「いや、もう戦いが始まるでしょう」
「(下手)さんは居玉ですよ。ここでこう上がらないと…」
「そうそう。その型が(下手)流と言われる独特の囲いです」
居飛車の戦いですか?」
「いや、角替わりだったので、それを咎めようという手でしょう」
「はぁ!」


解説してもらうとやっぱり全然違いますね!面白いです!


指導対局終了後、まだ時間が残っていたので、許可を得て
再び特別対局室の将棋を観戦。
(下手)さんはノータイムで指すから手が進むのかなーと
思っていたのですがw さすがに竜王戦、そうそう簡単には指しませんねw


このときはもう戦いが始まっていました。いつも思うけど
「プロ棋戦って、動かせる駒が全然無いですよねー」
やはり早く指導が終わった先生と一緒に観戦。
「動かせない、と思っても、指されてみると、あ、そうか、と思う」


動かせない、と思ってみても、せっかくなので聞いてみました。
「これって桂取りですか?」
「いいえ、それはすぐには取れない」
「この角、遊んでますよね」
「それは銀に紐付いてるから利いてますよ」
「え、でも引いたらどうなりますか?」
「そういう意味では攻防の角なんです」
「じゃあ動かせませんね?」
「そうなりますね」


「とりあえず、この局面は飛車取りだから寄るしかないでしょう」
「92ですか?」
「うーん。92は寄りにくいですね。42とすれば(以下略)」
「え!!でも玉飛接近すべからず、とか言いません?!」
「それで言うと(下手)さんの飛車も近いですよ(笑)」
「あはw やっぱり解説されないと私にはわかりませんw」
すると先生も笑って
「自分で指してると全然分からなくなりますw」


そして話題は先日の大和証券女流最強戦へ。
「羽生三冠の読みはすごいです」
「当たらないって言われますけど、当たるわけないですよね」
すると先生
「羽生さんの解説を聞いてると『将棋って簡単だな』と思います」


ぅわ! (〃^∇^〃)


やっぱりプロでもそう思いますかw
羽生三冠の手は、とても自然で綺麗で、ほんと、解説してもらうと
それしか無い、ってくらい簡単に見えちゃうんですよねw
指摘されると納得なのに、どうしてそれが羽生三冠にしか見えないのでしょう?w
「別次元って感じです」と先生w


でももしかしたら、将棋って本当に簡単なのかもしれません。
複雑な意味でw