NHK杯と大和証券杯

NHK杯
勝戦でした。羽生NHK杯 vs 糸谷五段。
糸谷五段といえば、ノータイムで駒を動かす。
「大丈夫なの?」と思うが、それで強豪をバッタバッタと
斬りさばいてきた。
こいつは何者ぞ?!!
羽生NHK杯もその勢いで投げ飛ばすのか?!


やはり臆することなく、相変わらずノータイム。無表情。
しかし… なんだか彼のいつもの強気も失敗してげ。


結果はNHKオンデマンドでw


感想戦の印象は、いつもと違った。まるで私たちが先生に
「あそこは良かったんですか?」と聞くのと同じように、
糸谷五段、完全に「羽生先生」に指し方教わってましたw
まるで羽生NHK杯に自分の将棋をみてもらったのが
嬉しかったみたいにw


NHK杯決着、おめでとうございます☆


大和証券杯女流最強戦
さて、その羽生NHK杯大盤解説する大和証券杯の観戦に
行ってきました。…といっても、本来ネット戦なので、
ネットで楽しむのがいいのか、大盤解説を聞くのがいいのか
悩ましいところではあったのですが。


解説、羽生三冠。聞き手、本田女流二段。駒操作、小泉先生w


羽生三冠の生の大盤解説は初めてです。羽生三冠の解説は
当たらないで有名らしいですがw


初めて聞いたのはNHK杯の解説だったと思います。
その時は候補手を挙げることがなく、対局者が指したあとで
「ああ、そうです、こういう筋があります」と説明してました。


羽生三冠の読み筋通りに指せたら苦労しないよ!
そう思う人は多いはずw


今日は羽生三冠、とても積極的に候補手を上げられました。
苦しい局面でも打開してしまう、美しい手順を!
しかし、やはり当たりません(笑)
本田二段「羽生先生の読みは当たりませんよ♪」
羽生三冠「そう言われても嬉しくない!」


対局は中井女流六段 vs 矢内女王。
環那先生を破っての決勝進出でしたので、私は矢内女王の応援に♪
持ち時間30分。でしたが、あっという間に30秒将棋になって
しまいました。持ち時間は、ほとんど駒組みに消費された感じで。
それだけ戦いを始めるのが難しい将棋、と羽生三冠も解説してました。


矢内女王には意表を突く工夫の手が幾つかあったのですが、
中井六段がそれに冷静に応じて、終盤は粘ったけれど
女王の力発揮できず投了…という感じでした。
羽生三冠の言葉を借りると「地に足の着いた将棋」。
地味かもしれないけど、そういう力は強いですね。
中井六段、連覇おめでとうございます☆



終局後、大和証券ポイントプログラムのプロ棋士指導対局
見学できました。
羽生名人、三浦八段、木村八段、本田二段、熊倉初段。
…そうと知ってればお洒落して行ったのに(何


見学に入ったときには既に対局は始まっていました。
羽生名人は六面指し。
歩きながら パチ パチ パチ
… 考えてますか?と聞いてみたくなってしまうw


熊倉初段も五面指し。ほとんど見えなかったので
ゆっくり観戦できる木村八段のところへ。
え?ゆっくりできるからじゃないだろ、って感じ?w


盤を見たとき「ひぇ!」
プロ棋戦か強アマの対局しか見たことがなかった私には、
この盤面、どう指したらこうなるの? みたいな。
木村八段指導のうちのお一人は、それでも構想が見えたけど
駒がバラバラ。
木村八段の駒もバラバラといえばバラバラなんだけど、
指せるスキがどこにも無い! 顔面受けもでるしww
それでもいきなり攻めたりせず、少しゆるめに指されてるなー
と思いました。 ゆるくても攻められないけど!w


他人の指導対局を見て、自分もいかに手抜かれているんだろ、と
青く赤面してしまうのでした。


木村八段は飛車落ちで指導されていました。私には遠い先の話ですが
飛車落ちのコツを聞いてしまいました♪
たぶん、あれは飛車落ちに限らず、将棋全般に言えることでは
ないかと思いました。やっぱりちゃんと指導受ける、っていいなぁ♪
見学とはいえ、とても勉強になりました。


本田二段と熊倉初段は、指導対局中にも関わらず、目が合ったときに
ニッコリ笑ってくださいました。
やっぱり女流っていいなぁ♪(何w