王位戦第三局(自暴自棄に)

母に「お前はすぐ凝るからなぁ」と呆れられたばかりですが
凝るんじゃなくて「懲りない」んです。ええ、学習能力が無いです。


将棋棋聖戦第五局、五番勝負まさに決勝戦のとき、無謀にも
大盤説明会に行きました。ぜんっぜん理解できなかったのは
解説者のせいではありません。無知の最強、私の無謀が生んだ結果です。
NHK囲碁将棋ジャーナル」で復習しても尚、棋譜なんてまったく
記憶していません(呆)
説明されたからといって理解できるものじゃない、という現実を
イヤというほど味わいました。せめて基礎は知らないと(ルールが基礎だと思ってた私w)


棋聖戦は羽生棋士が制し、四冠保持者となったのですが(うろ覚え)
飛ぶ鳥を落とす勢いの羽生さん、王位戦もいくんじゃないか!
なんて情報を見つつも、第二局では黒星でした。あら?深浦棋士って
すごいのかも。(将棋のプロといったら羽生さんしか知らなかったww)


王位戦第三局が日本某所で行われると知って公式ページを
見たのですが、大盤説明会の情報が無いではありませんか。
あったら行くのかよっ?! って感じですが、捜したら東京の将棋会館
ありました。あったら行くのか?…ええ、行きましたw
幸が不幸か、将棋会館が職場からも自宅からも近い。。天の悪戯です。
前回、散々懲りたのに。
喉元過ぎれば、ってやつですか?
(喉元過ぎても熱いときありますよね?!自分の食道はここにあるのか、と自覚できる瞬間です)


ですが、通常だと第三局は大盤解説は無いのだそうです。今回は
特別に、師範棋士による解説だそうで。これは良い!と
のこのこ出かけて行きました。ほんと、懲りないなーと思いながら。


次の一手」とかいうプレゼント企画があるらしいのですが
っていうか棋聖戦大盤説明会のときもあったのですが、正解すると
棋士のサイン入り扇がもらえるらしいです。
今回はこの企画が無いためなのか、開始時間には会場はガラガラでした。
(途中から増えた)
そのためか、となりの部屋の道場で将棋してた子供たちが、係の方の
案内に、ほとんど ノリ の勢いで入って来ました。
小学校低学年くらいの男の子4人くらい。


恐るべし、です。


説明会は、ほとんど師範と子供たちのやり取りでした(汗


師範が初心者向けの解説(無知向けの解説ではない)をして、ひとつ
ひとつ、この駒は今どこを守ってる、とか最初に飛車が動かないことを
居飛車」と言うんだとか教えてくださいました。
「さあ、次はどこが空いてますか(どこなら指せますか?)」の問いに
子供たちが「3四歩!」とか「同なりで歩」とか。。ぇぇえ!すげぇ(爆)


実戦の駒を置けば「えー!それは変!」とか「それじゃあ損じゃん!」
何が変で何が損なのか分からない私は、とりあえずそれが「変で損」な
手であることを学習。しかし師範による説明で「損でもいい」理由を理解。
見に行っただけのつもりが、ものすごい脳力を使ってしまいました。
子供たちが居なかったら、ほんと、見てただけかもしれない。


終盤、完璧とも思われた羽生さんの守りが、どんどん崩されて行きました。
深浦王位の「竜」が「詰めろ」かどうか、が話題となり、子供たちが
「詰めろ!」「詰めろじゃない!」「詰めろ!」・・・( ̄∇ ̄;


羽生さんのコメントによれば「詰めろ」だったそうです。


・・・ 「詰めろ」って、なに?


手の読める子たちですから、途中で「羽生さんの負けじゃん」とか
言っちゃって、えー、それは最後まで言わないでよー って感じ(笑)


ということで、大激戦を大解説で見てきました。
そしてまた「将棋は深すぎる」と、素で行ったことに懲り懲り。
またNHK囲碁将棋ジャーナル」で復習です。棋譜は覚えられないだろうけど。


スケートとかスキーとか(まぁスキーは上級並にはなったのですが)
転んでもすぐダッシュして、すぐまた転ぶタイプの子供でした。
全国には行きたくても将棋会館に行けない人がごまんと居るでしょう。
何度でもダッシュできる私は恵まれているに違いない。


いいかげん懲りるか、真摯に向き合うか。


転んでもダッシュするタイプだからなぁ… 前者でも後者でもない感じ(をぃ


追記
囲碁将棋ジャーナル」みても復習にならなかった!β(T∇T )
やっぱり全然理解していなかったらしい・・・・orz