棋士の頭の中の無限の広がりを本にする
梅田さんが棋聖戦第一局の観戦記の中で
私はいつも、一局の「無限の広がり」を書き尽くした本の存在を夢想する。一局の対局を通して、2人の対局者が脳の中で考えたすべてを書きおろしたら、どんなものになるのだろう。
ふむ。考えてもみない発想だな。
梅田さんは意外とコロンブスの卵なんだよ。誰もが思いついても
良さそうなのに、思いつかなかったことをやってる。
一瞬、めづらしくないようで、実は初の試みだったりする。
棋聖戦観戦記も大きな事件のニュース並み(のアクセス?)だった
らしいから、やっぱりこの梅田さんの「当たり前の発見」は
すごいことなんだよな。。
ところで、答えは
「百冊くらいの、百科事典みたいに分厚いものになるでしょうか」
私は佐藤棋聖に問うたことがあるのだが、
「そうでしょうね。そのくらいにはなるのでしょうね」
いとも簡単に佐藤棋聖は答えた。
ふーむ。。それって、どういうふうに書き下ろすか。
羽生さんだったら歴史小説風に書き下ろすような気がする。
なぜなら
ハンディー版 スグわかる!まんが将棋入門―ルールと戦法完全マスター
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マンガの中で
「あ!王の印が盗まれた!」なんて忍者みたいな騎士が
兵を集めるシーンがあるんです。はい、本、買ったんですが(爆)
だから考えるときは、戦争している武将だと想像するんです。
でも、コンピュータみたく、いろんな棋譜を想像して、分析して
可能性の高い駒を拾ってる棋士もいるのかもしれない。
それこそ、技術者がサーバーの構成を考えるように、そして実際に
物理的にごっちゃごちゃにしかみえないケーブルを、迷わず
ガンガン突っ込んでいくように。
こういう棋士の実戦の作戦を本にしたものはあるんですか?
あったら読んでみたいし、無いなら取材して書いてみたいですね♪