第69期名人戦第六局

もつれました。
いよいよ最終、第七局へ突入です。
どちらが勝っても、米長会長と山梨の人に喜ばれます。


私も喜んでおりますがw


本当は、第三局、東京将棋会館にて
木村八段、本田女流による大盤解説を拝見しました。
木村八段は開始前「今日はまじめにやります」と
仰っていたのですが、いつもと変わらなかったですねw


第四局、第五局はぶっ倒れてました。会社にすら
ろくに行ってない五月。
父にBSと新聞の棋譜を携帯に送ってもらい、布団の中で
ふむふむ、と見ておりました。


迎えた第六局。
「解説は佐藤九段らしいよ」との情報に、虎視眈眈と早退を狙う。


ラクラク基礎から講座」の飯島天王に
大盤解説の前に第四局を復習していくと楽しめると思いますよ」と
教わり。
すっかり忘れていた第四局、慌てて携帯メールの棋譜を引っ張り出し
パチリパチリ並べました。
途中まで、第六局は第四局と同じだったらしいですー


違ったのは封じ手の直前…といっても、封じ手に森内九段は
2時間以上費やしたそうなので、直前といっていいのか不明ですが、
棋譜上は直前、一日目の指し手は第四局と数手違うだけでした。


ってもね?
さすがに観る将だけで3年経っているので、この一手で
全然違う終盤になるのは分かりましたよw


今日は会議が午後一から立て続けに3つあり、棋譜中継を観る時間が
ありませんでした。
最後の会議が終わったのが午後5時。BSを観てるであろう父に
進捗を聞こうとしたら、「ハブ負けそう!」との第一声。
「はぁ?!一日目は優勢だっていってたじゃん??」
携帯に着信した盤面写真を見ると…


羽生名人の玉、せまっ! Σ( ̄□ ̄!!
これ、詰んでるのか? (`m´l|| 将棋会館着く前に終わるのか??


しかし森内九段玉も安泰とは見えず
「とにかく将棋会館へ行け!プロ(佐藤九段)の解説を聞け!」という
父の後押しもあり、会社脱出。


会館に着いたのは5:45頃。既に残り席はわずか。
立ち見なら佐藤九段のお顔を見て帰ろうかと(何
しかし「まだまだ指してます」の道場の人の案内に、そのまま着席(何


6時に解説が始まり、ちょうど1時間くらいかけて
夕食休憩前までの指し手が再現されました。
佐藤九段の将棋も解説も大好きですけれども…
雑談っぽいものは、ほとんどナシです。指し手の意味や他の手や
はたまた歴史なども織り交ぜ、延々将棋の話です。
ファンにはそれがたまらないのですが。


美声すぎて、隣の席の人は睡魔に襲われたそうですw


一日目は矢倉戦ではありがちな進行っぽく、特に違和感もなく
ふむふむと聞いていたのですが、父が「ハブ負けそう!」と思わず叫んだ
その局面になるには、ど素人には「どうして??」の連続。


第四局もそうだったけど、途中で穴にもぐるのはどうなんでしょう?
いや、有効な戦法だとは思いますが、観戦には不向きな気がしますね。
なかなか迫らないので、その間は退屈な気も…
というのは私だけですか??


夕食休憩以降、くずれたと思われた羽生名人の守りが、またもや
堅くなり、鉄板の受けの森内九段が、その押しの強い守りを
魅せた気がします。
が。佐藤九段曰く「羽生さんの大局観はすごい」の通り、
どこから攻めたらいいのかわからなそうな攻めを巧妙に指し…


なんで、あんなに手が見えるんでしょうか?
印象としては、羽生名人があっちこっちから手を出すので
森内九段は惑わされちゃった感じがしました。


途中、森内九段の粘り強い受け(△8二飛)に、佐藤九段、思わず
「しぶといですねー」
誰も笑わなかったのが不思議なんですが。
しかし「しぶといですねー」は結果的に羽生名人の方ではないかとw


「みなさんは真似しないでくださいね」という、プロの
「手筋」から外れたり「普通なら筋が悪いと言われる手」というのが
狡猾でおもしろいですね♪
最終局も、ぜひ熱戦を繰り広げてほしいです♪