将棋嫌いの一歩手前

ちょっと前から感じてるんですけど、今の私の状態は
将棋がキライになるかどうかの瀬戸際だと思うんです。
ちなみに、小学生のときはここで嫌いになったのかと。


確か佐藤九段だったと思うのですが「対局中、どれくらい読みますか?」
と聞かれて
「3パターンくらいで、それぞれその先十数手くらいでしょうか。
 本当はもっとパターン(分岐?)はあるんですが、もう
 ダメなパターンというのはいちいち読みませんね」


これです、これ。
ようやく私も分岐らしきを読み始めたと思われます。


今日の指導対局でも、先生は序盤定跡通り指してくださったのですが
自分も定跡をサッと指したあと
「あれ?定跡ではこれは銀で取られるんだけど、なんで金じゃないの?」
と要らんことを考えてまして。
金で取られたらどうするんだ?と、指し戻して小考。
そこで定跡外して指し手を変えてみて
「あれ?これじゃ桂馬で取られて終わりだよ」と気付き、
またもや指し戻して小考。


結局、定跡通りが一番良いらしい?とイマイチ納得しかねながらも
指したところ、先生も定跡通り銀で取ってくれました。


こういう「ダメなパターン」が分かればいいですが、考えても
「ダメなパターン」を指すことが多くなりました。
ここで「なるほど、そうやられるからダメなのか」と納得するのですが
これが積み重なると イヤ になりますね。嫌いになりそうです。
しかし。
今日のところは、そのダメさ加減が自分でも面白かったので
セーフ。


ところで、今日のご担当は飯島天王ではなかったのですが
自称77歳のY女史が「飯島天王にぜひ伝えて!」という話が3つ。


1.桂馬がありません
隣で6枚落ちを指していたY女史。私が1筋にと金を作って
先生の桂馬を取ったのを見て。
「しめしめ。その手があるか♪」と自分も1筋に歩を打ってみた。
いざと金を作ろうとしたら、先生のところに桂馬が無い。あれ?
桂馬は自分のところにしかないじゃないの?
そこで。
私の手合いカードを見てみた。「4枚」と書いてある。
そうだ!自分は桂馬を落としてるからあるわけないんだった!!


「その歩打ちは早いです」と先生に指導されたんだそうなw


2.座っていれば上品ですが
品良く座っているように見えるでしょうが、大盤で解説されても
本当はあまりよく分かってないの♪、と…。
「次はどんな手がありますか?」と当ててくれてもいいけど
全部パスするので3回以上は当てないでください、だと。


Y女史曰く
「自分が面白ければいいの。早く上達しようなんて思ってないんだからw」
ゲームだから、それもアリかなw
しかし先日、石高天王に王手をくらったY女史が
「先生、これは放っておいていいんでしょうか?」と質問したときは
失礼ながら笑ってしまいました。石高天王は本気で「ダメです!」w


3.スカーフが素敵です
日焼けして、スーツ姿にスカーフがちょい悪で素敵♪
だそうですw


Y女史曰く、長年待ち続けた恋人にでも出会ったかのように
「この人だ!」と思う先生に出会えたのだそうで♪
できることなら毎回、飯島天王に指導対局されたい♪と言ってますが
「いやいや、田畑天王も面白くていいですよ☆」と推薦中。



それにしても…先日のトリイ先生同様…
序盤で全く違う形になってしまうと、その後の指導というのは
ぐちゃぐちゃになってしまうのですねぇ。。
早々に飛車を切るハメとなり、対局後の感想戦もどきは
序盤の失敗をいかにクリアするかどうかで終わりました。
中盤はどうだったのか… きっと「ひどい」んだろうなぁ。。