縛り

ビギナーズセミナーで天野三段に6枚落ちの指導を受けていた頃。
たぶん、もう半年以上前。
「ここなっつさん、それは詰みませんよ」


・・・( ̄-  ̄; ヤッパリ


詰まないときはどうすんの?と、うんうん唸っていたら
「縛らないと詰みません」


し?しばる?? (`m´ ?


そのうち天野先生が大盤を出してきて
「六枚落ちになったら、もうこれくらい分かってて欲しいんですよね」
と、叱られてしまいました。

縛り
玉の逃げ道をふさぐ手。


(羽生の眼)
挟み撃ちのかっこうになることが多い。周囲の升目の全てに動ける玉を捕獲するには理にかなった高度な手段。


出典:読む将棋百科


将棋用語すら知らなかったから天野先生の指導の意味が分からなかったです。


で。「縛り」ですけど。
飯島先生に「必至の勉強もしてね」と指導を受けて必至の本を読んだら
まず最初に覚えるのが、この「縛り(挟撃)」のかたちだったんですね。
これに限らずとも、そう詰め将棋でも
「玉を広い方へ逃がしちゃダメ」と指導されますね。


それで最近は、すぐ桂馬とかを守りの薄い方へ打とうとしてしまうんですが
「それは歩の餌食になるよ」
ってな状態で、いまだにうんうん唸っております。


飯島先生はそういう生徒の悩みを鋭く見抜きますね。
今日の講義はこの挟撃についてでした。
言われると納得なのですが、今まで詰め将棋で見たことが無い形で
頭がクラクラしました。


やばい、これは分かってないかも・・・ と思ったそばから
指導対局でその場面が出てきて、案の定というか
やっぱり分かってなかったか、という感じで
どこを何で「縛る」のかまったく分からず、不覚にも長考です。


実戦でもないのに「精神的ダメージがあるんですか?」と
伊藤四段にも聞かれたことがありますが、分かってないことを
自覚するときは精神的ダメージを受けますよ。
子供と違うところは、大人は自分の勉強不足を反省できるところです。


でもねー 将棋っていくら勉強してもし足りないと思うわ。きっと。