2010年の抱負

約1年半前、はてな取締役でもある梅田望夫さんが
第79期将棋棋聖戦観戦記をウェブにリアルタイムに掲載する、
という試みをされました。
平成20年6月11日 「第79期棋聖戦」第1局観戦記
http://sankei.jp.msn.com/column/7041/clm7041-t.htm
棋聖戦観戦記に若干の補足をしておきます。
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20080612


梅田さんの将棋好きは梅田ファンには周知の事実で、
場合によっては、将棋を知らないと梅田さんのはてダは読んでも
意味が分からない、という具合です。


私は将棋が「大」嫌いでした。あんなに頭がこんがらがる面倒くさい
ゲームはありません。小学生のときに「将棋は一生やらない」と心に堅く
誓ったのに、梅田さんの「第79期棋聖戦観戦記」で
事情が変わりました。「もしかしたら将棋って、面白いのかも?」


偶然に、梅田さんと親交のあった遠山四段のブログと出会い、
将棋は一部のオタクな人々にのみ解放されている世界では無いと知り、
とりあえず梅田さんがそんなにも愛する将棋とはなんぞや?と思って
東京将棋会館に行ってみました。


ルールも半分くらいしか覚えてなかった私には完全に別世界でしたが、
「分からないからおもしろい」という将棋の特徴と私の状況が重なって
ついには将棋を習い始める、という事態になりましたw


最初は訳わからず、出鱈目なことをやっており、それが将棋を知る人には
面白かったらしく、私が将棋塾でやらかす信じ難い失敗のレポートを
はてダでシリーズ化することにしました。
→ カテゴリー「ハムスターに勝つ将棋塾レポ」


しかし習っているうち、自分の才能の無さに嫌気がさし、それをネットで
曝すことに恥を覚え(爆) このカテゴリーは凍結。


未だ将棋は全然上達せず。その上習っている分、プロ棋士の指し手が
いかに難解かつ美しいかを見せつけられるたび将棋の深さを悟り、
「やっぱり私は将棋は嫌い」と何度となくスタート地点に立たされるのでした。


そんなふうに、将棋に対するスタンスを見出せずにいた私ですが、昨年末、
ふとした機会から私なりのスタンスを発見しました。
それは中高年向けカルチャーセンター(ちなみに私向けでは無い)で
「老人ホームでは将棋を指せる女性ボランティアを探しているのよ」と
聞いたことです。
なんでも将棋を指す女性ボランティアは引っ張りだこで、多忙なのだとか。


「これだ!」と思いました。
私の住んでいる地域には老人ホームが沢山あります。
将棋趣味の老人となれば、そこそこ強いことでしょう。


今年、私は将棋を猛勉強して、とにかく強くなろうと思います。
来年の話をすると鬼に笑われますが、来年には老人ホームに行って
将棋が指せるくらいまで強くなりたい。


今月のはてダのテーマが「2010年の抱負」だったので、これを機に
将棋に強くなること(できれば肩書き程度までw)を今年の抱負に
したいと思います。