-3- 直感?

最初は「人間には浮かばない」と首をかしげる人が多かったが、次の△6五桂がどうにも受けにくい。羽生の感覚は人間離れしているのかもしれない。
例えば▲6八銀なら△8八角。▲6六歩も飛車が狭くなるので指しにくい。木村ピンチ。
さきほどまでは、先手を勝又六段、後手を屋敷九段が持って検討していたが、すぐに勝又六段が音を上げた。「後手を持っていると健康に良さそうです」(屋敷九段)


2009年7月17日五番勝負第5局 羽生善治棋聖木村一基八段:第80期棋聖戦中継サイト

http://live3.shogi.or.jp/kisei/kifu/80-05.html


68手目、羽生棋聖の45桂に対する棋譜再現コメントです。

「羽生さんは、先入観がないからなあ」とは勝又さん。「コンピュータが、この△4五桂を読み筋に入れているだけで、褒めなくちゃいけない」。


棋聖戦中継 plus「梅田望夫氏、棋聖戦第5局リアルタイム観戦記 」
 http://kifulog.shogi.or.jp/kisei/


羽生棋聖は、その膨大な経験値と研究と、そこから生まれる直感と、
それが成り立つかの充分な検討から指しているので、先入観が無いと
いうより、自然にコンピュータ並の計算をしている、というような
印象を持ちました。
「健康に良さそう」とは、それだけ安定感のある将棋なんですよね?


68手までの羽生棋聖の手は、実は私の「一人次の一手」がかなり
当たっています(苦笑
私の場合は、本当に先入観がない=定跡を知らない ゆえの
「それしか思いつかない」状態です。
ですが、
木村挑戦者の手はまったく予想がつきません。
「壁」と呼ばれている守りが、そんなにひどいんでしょうか?(涙
木村挑戦者は、コンピュータに情報が入ってないような、
とんでもない手を狙っているということは・・・?(期待
なんかコンピュータの結果に、棋譜再現コメントが影響受けてる
ように見えるのですが、そんなにひどいのかなぁ?
(15:45)