五番最終戦
2−2で最終局にもつれこみました。
佐藤棋王ファンである私は、第2局の「57手で負け」に
かなり動揺したのですが、父は反対に大変面白がりました。
私にはよく分かりませんが、父によると
すごく分かりやすい勝負で、昨今の難しいプロ棋戦にあって
珍しい対局だった、とのこと。
「ああいう負け方なら引きずらないよ」と父。
それにしても、突然「石田流」の本がズラっと本屋の棚に
並ぶようになったのは気のせいですか??
第五局は対局が東京将棋会館にて。
登場します、とのことだったので、もう会社は早退する予定でw
仕事中もネットの中継を見ていたのですが、なんでこんな
狭いところで戦っているのだろうなぁ!というのが私の印象。
佐藤棋王は9筋の戦闘を抜けたがっているように見え、
それに対し久保八段は執拗に9筋を攻めていました。
ネット中継とはいえ棋譜しか見ていなかったので、どのような
検討がされていたのかは読んでいません。
4時になり、その時点で棋譜再現盤面を見たときは、
佐藤棋王が大ピンチでした。これは逃げても苦しいのではー
と思いながら千駄ヶ谷へ向けて出発。
でも「プロだから大丈夫♪」佐藤棋王の堂々たる将棋は
本当にかっこいいです♪
果たして、そんなピンチは佐藤棋王は切り抜けていました。
プロの検討では佐藤棋王優勢との見方だったそうなのですが、
佐藤棋王ファンとしては、それでもハラハラする終盤戦。
解説の鈴木八段も「これは分からない!」と熱戦ぶりを熱く語る!
両方とも玉に寄せられない…ということは?
自ら「投了」しないと終わらないわけですか、この将棋は?!
それって一番辛い「投了」だと思うんですけど。。
寄らない、と言われつつ佐藤玉は翻弄させられ、良い攻めも
無さげな、そんな終盤に佐藤棋王は先に1分将棋へ…
久保八段の不思議な金三枚。
「なんだか不吉な配置ですよね」と鈴木八段も気になって
仕方が無い様子。見事な浮き駒でした。しかし、あれが
意外に自陣に入り込む隙を与えない戦型なんでしょうか?
金が3つも盤上で遊んでいたら
もったいないとか思ってしまうのは素人の浅はかさでしょうねw
そして佐藤ファンとしては、とても残念な結果に。。
大盤解説場はものすごく混んでいましたし、そんな中に
敗戦の直後に入って行って感想を言えと言われても
言えないですよねー!佐藤九段の背中が完全にがっくりと
落ちていて(本当に背中しか見えないんです!涙)、
こちらの胃まで痛くなってきそうでした。
久保八段はもう絶叫したいくらい嬉しかったと思うのですが
ぐっとこらえて淡々と自分の将棋の解説をされました。
さて4月1日。新しい期のスタートです。私の応援するA級の
お二人は、なんともうタイトル戦の幾つかの挑戦権を失った状態で
スタートになってしまいました。
しかし!
負けるから次は勝ちたいわけで!失うものが無いというのは
最強ですよー!順位的には好スタートですしね♪
今期も「緻密な」「粘り強い」将棋をお願いします♪
私のような素人は、そういう背中をみながら、憧れながら
勉強するんですぅ♪
そうそう。今年のお正月、佐藤九段と笠井女流アマがテレビで
対局したんです、駒落ちでしたが。
佐藤九段は真剣な表情でしたが、どう見ても余裕が感じられ
記憶によれば、終盤の超大事な局面で、笠井アマが大失敗を
してしまったんですね。玉への角道を開けてしまったような?
父とテレビを観ていて、うわ、あれは!と思ったのですが
佐藤九段はそこを攻めませんでした。さすがに女流アマには…
父と二人で「えー?!」と叫んでしまいました(笑)
という意味で。
佐藤九段をあんなにがっくりさせられるほど真剣にさせられる棋士
というのはほんのひと握り。
そのひと握りの棋士たちに、私は嫉妬を覚えてしまいます(何 (爆
さて。私もがんばろー♪