好きと嫌いと知的好奇心

シュンポシオンのときにM之さんにとても驚かれたのですが、
ブログではいい加減「しつこい!」て感じですけれども(笑)
私が将棋塾に通う 羽目 きっかけになったのは、今年6月?の
梅田さんによる「棋聖戦観戦記」と、その後の遠山棋士のブログです。


それまでは梅田さんがいかに将棋好きであろうと、私は将棋は苦手ですし
自分で指してみようとは、これっぽっちも思っていませんでした。
過去に自分で「将棋は嫌い」と烙印を押したのには、きっとそれなりの
理由があったはずです。忘れましたが。
それが小学生の頃だったこと、それ以来、一度も指さなかったことは
忘れていません。


棋聖戦大盤解説がある、と知って「行ってみようかな」と思った頃、
知る人ぞ知る、遠山棋士のブログが炎上しかかっていました。
普段はコメントはそんなに多くないのに、いったいどこからわいて
くるのか。
そんな最中、将棋事情は全然知らない私は女の身でありながら
のこのこ将棋会館へ出掛けて行ったのです。
大盤解説なら見てるだけでいいやーw って感じです。自分で考える
必要も無いし。遠山棋士がブログで色々告知してくださるから
こういう反応の仕方もアリだな、と思ったのです。


大盤解説にハマって…ファンじゃない、と言いつつ羽生さんのタイトル戦の
解説ばっかり見に行ってるんですが(笑)
自分でもやってみようと思ったのは、9月になってから。入塾したのは10月です。


で、M之さんが何に驚いたのかというと、私のブログの将棋ネタが
わずか半年しか見てない、まして始めて2か月しか経ってない人のものにしては
詳しすぎる、というのです。
うん。知ってる人から見たら「どこが詳しいんだ?」だと思いますよ?


自分で驚いているのは、あんなに嫌いだった将棋を自分でお金払って習ってる
ことです。「手を読む」のは今でも苦手です。ゆえに下手すると、今でも
「将棋は嫌い」なのかもしれません。でも知らないことを知りたいと思う、
特に梅田さんのブログを読んで「矢倉ってなん?」と思うくらいだったら
勉強しようぜwというのは、好きとか嫌いとかじゃなく、私の好奇心だと
思うのですよ。


遠山棋士は四段ですからプロですけど。遠山棋士の勝負を生で見たことは
ないですけど、少なくとも同じ四段の将棋塾の先生ですら、局面を読む
速さは素人のそれとは桁違いです。何か月も前の生徒の手順を覚えてたり。
プロって怖い、と本気で思います。


その遠山棋士のブログが炎上しかかったとき、コメントをチラっと読んだのですが
「四段ってたいして強くないんですね」
ぐぁー
そりゃプロなりたてですから、四段は最初の一歩でしょうけど、プロですよ?
強くないわけないじゃないですか。びっくりしましたよ、もぅ。


って、どんどん話題がそれていく。冗談抜きで体調がすんごく悪いのです。
以前この症状が出たときは会社病休とりました。幸い、今回は正月休みで
挽回できるでしょう。
そのくせ、今日に限って深夜まで起きていたのは、年に一度の
クリスマスの約束」を観ていたからです。唐突ですけど、私の原点は
やはりここにあります。あは。


同じく「クリスマスの約束」を見ているであろう友人から、クリスマス
カードが届きました。彼女にとってこの一年は波乱でした。そんな彼女が
私のブログが好きだと書いてくれました。いえ、厳密にはブログじゃなくて
「文章が」なので、小説やフォトエッセイのことかもしれません(汗


あー。全然わからなくなってきてしまいました。まとまりません。
つまり例え根拠があって「嫌い」であっても、好奇心があれば「嫌い、嫌い」
言いながらでも覗いていけるということです。

自称将棋嫌いが梅田さんのコラムを通して、ちょっとだけ見た将棋。
食わず嫌いじゃないけど、中に入っちゃったらきっと面白いのだろう
なという印象を持ちました。入れませんけどね


棋聖戦梅田望夫氏観戦記】と将棋嫌い少女
http://d.hatena.ne.jp/green_summer/20080614/p1


梅田さんの観戦記を読んだ感想を私は上記のように締めくくっています。
きっとそんなに面白いんなら中に入れてよ、という心境なんでしょうか。
入れませんけどね! (爆)