まだまだ挑戦者♪みーんなねw

「ちょっと!今日は竜王戦ですよ!永世をかけた大勝負なんですから!」
「そうなの?」


という会話を、宅配のおじさん(中学・高校生の娘が居る)としました。
「羽生さんは勝てば全タイトルの永世獲得ですよ!
 渡辺竜王は、勝ったら永世竜王獲得だけど、他のタイトルは無いんです。
 でもね、最初に3連敗しててそのあと3連勝してるんです。今日勝って
 4連勝だったら、歴代初らしいですよ!」
「そうか!そうなの? で、羽生さんは勝ちそう?」
「わっかんないですよぉー。激戦ですね」
「って、自分も将棋するの?」
「将棋塾通ってるんですよ、やりますよ、将棋w」
「おお、じゃあ今度一局やろうよ!絶対に負けないよ!」


Y女史が気を利かせて二人きりにしてくれたらしいので、盛り上がってました。
ビルのエントランスで。ええ、俗に「受付」の前ってやつですw


昨日の第七局序盤は、見てた方ならもうご存知でしょうが、
まさかの第六局再現でしたw ああいうのはアリなんですか?w
もちろん将棋というものを見始めて半年の私には、初めてのケースですw
やっぱり羽生さんは何か新しいことを試そうとしてるんだなぁ??
と思ったのですが、またど素人が暴走すると、どうやらその羽生さんの
試してみたい将棋は、一日目の早い段階で阻止されたようですね?
途中からいつもの羽生さんに戻りました。
(あぁ!すみません、いつもの羽生さんを知ってるわけでは全然ないのに!)


今回は鴨も居ないようだし、個人的には藤井九段の検討が面白かったです。


とは言え平日、会社を休むわけにもいかず、席でずっと観戦しているわけにも
いかず、落ち着いて見始めたのは18時頃からだったでしょうか。
二日目は朝っぱらからもう戦いが始まっていたようですが、
18時頃は、これは持ち時間内に決着が付くんですか?という印象で、
どっちも攻めてないし、攻めのきっかけも無さそうに見えてました、素人には。


それが竜王の残り時間が15分過ぎた頃から激戦になり、また自席で
「うっわー!羽生さんが負けるよー!!」と騒ぐw
さすがに「羽生さんが負ける」と言うと反応する人が居たりして
「今日は特別大勝負なの!」と、昼間会社受付前で宅配のおじさんにした話を
社員部屋でもしたりしながら
「あ、違う、羽生さん勝つかも!あ、竜王、玉逃げられない!」
と、独り言とは思えない独り言。


先週から日記に書いているように、会社は今、どえらい状態になっていまして、
ひとがこの一分も目が離せない一分将棋を観戦しているというのに
無茶苦茶な仕事の依頼電話が来たりするのです。
「ちょっと、それ本気で言ってますか?無理ですよ。部長OKって言ってます?」
なんてやり取りを電話でしながらも、目はしっかり棋譜再現javaへ。


一分将棋になってからは、もう何がなんだかついて行けず
(はい。もちろんゆっくりでも解説が無かったら分かりません)
持駒でいきなり王手に「ぎゃー!」
何を狙っているのか分からない歩に「なに?!」
と、どこかへ呟きながら電話の応対をしているうち、こりゃどう見ても
逃げられんでしょ?という場面で、ついに羽生さん投了ー
それを確認したら、こちらの電話も
「あのですね、それ、私がどうこうできる問題じゃないです。スタッフの
 部長に電話回しますから、直接話してもらえませんか?」
と投了ーw


最後の一分将棋合わせて、猛スピードの激戦は40手くらいありましたか?
あんな長い時間、しかも1手にかける時間は60秒、いったい何をどう読めば
駒が指せるのかと驚くような、私なら絶対に泣くであろう局面を
指し続けられるものですね。いくらプロだからって、あれは胃を吐くんじゃ
ないでしょうか?!


名局だったのかどうかは、詳しい方々の評価を読むことにして。
とにかく手に汗握る将棋でした! 目が離せませんでした!
竜王戦七局通して、とても楽しませて頂きました!
特にどちらのファンというわけではないのですが、今回、私は
渡辺竜王に勝って欲しかったですw
羽生さんはまだ神様になっちゃダメですw まだまだ天才羽生名人の
挑戦者たる我武者羅な将棋が見たいです♪
羽生さんには是非、羽生システムを生みだして欲しい♪


それから、私は渡辺竜王のことも存知上げないのですが、そのくせ一言。
いくらお祝いでも、賞金を有馬記念につぎ込んじゃダメなんですよ。
防衛、おめでとうございます♪